失敗するプロジェクトには「人間らしさ」が足りない

今回はKAKAWARU金山のプロジェクトマネジメントの失敗談を紹介したいと思います。
私が最初に「プロジェクト」を任されたのは、新卒して入社した大手飲料メーカーでの工場のコスト改善プロジェクトでした。

当時の私は大学院を出たばかり。大学院での研究のようなやり方。つまり一人で考えて作業するやり方が仕事だと思っていました。そんな私は「仕事の指示があればメンバーはやってくれるのが当たり前。だってそれは仕事だから」と考えていたところがあったと思います。

案の定、選任されたメンバーはまったく動いてくれず、なにもできないうちに私は転勤となりました。

後から振り返ると、私はチームで仕事をする上で大切なことに全く目を向けられていなかったことに気づきました。

・メンバーから学ぼうとしない(だって自分は大学院卒で工場にメンバーは大卒以下)
・メンバーのこと、メンバーの抱えている仕事を知ろうとしない(興味が無い)
・「私の仕事」だから「私が考える」という姿勢
・仕事としての指示は会社としての指示だから従って当然という姿勢

全くダメだったと思います。

さきほどの私の話には続きがあります。

転勤先の工場では私は上司から、「しばらく現場に入って一緒に仕事をして来い」と言われました。数か月、現場で一緒に仕事をすることで、現場のメンバーが毎日何を考えて、どんな想いで仕事をしているのかを知ると同時に、現場のメンバーの方と休日に登山に誘ってもらったりと「金山」という人間がどんな人間なのかを知ってもらえたのではないかと思います。

こんな時間を経て、再び技術者として技術開発のプロジェクトリーダーを担当することになったのですが、

以前とは違い、現場のメンバーの方との関係性もでき、とてもワクワクしながら仕事をすることができました。会議の場で議論になったとき、メンバーの方から「金山の言っていることが正しいと思う」と現場の方から後押ししてもらえたときは、とても嬉しかったものでした。現場がどんな苦労をしているかも知っているという「金山」がリーダーをしているということも良かったとも言ってもらえました。

この経験から、

・仕事の中身に取り掛かるまえに、メンバーとの信頼関係づくりが先
・メンバーの背景や想いを知る
このようなスタンスが「この人は私たちを知ってくれている」ということが信頼感につながる

ということを学び、これ以降はどんな職場でもできる限り「お互いの理解」から始めています。 

リーダーには仕事の正しさや正当性を振りかざす前に、まずは一緒に仕事をする相手を知り、信頼関係をつくる。この、一見スマートではなくとても「人間くさい」プロセスが何よりも大切になるのではないでしょうか。

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