1on1ミーティングが上手い上司が面談でやっていること
「ありがとうございました。〇〇さんが上司で良かったです」
“良かった”と言ってもらえる上司は、面談で何をやっているのでしょうか?
本日は、1on1ミーティングが上手い上司が面談でやっていることをご紹介します。
①相手をよく観察している
目標を共有しよう。職場改善のヒントを得よう。
様々な目的で1on1は行われますが、相手のほうを向けていますか?
できる上司は資料やPCをほとんど見ず、相手のことをよく見ています。
見る際には、面談中の心の動きに注目してみましょう。
考える時のしぐさや悩んでいる時の表情が、一人ひとり違うとわかると思います。
目の前の部下の状態だけでなく、内面にまで目を向けることができるほど、相手をよく観察してみてください。
②部下が話したい話を話せるように促している
聞きたいことだけ、聞いていませんか?
出来る上司は、相手の話したいことを上手に話させています。
1on1ミーティングはインタビューではありません。
部下の話したいコトを受け止め、深いところまで話せるように促していきましょう。
促す際のコツは、“オウム返し”です。
「辛いんです」という部下には、「辛いんだね」
「辞めたいんです」という部下には、「辞めたいんだね」
このように、部下の使う言葉をそのまま使って、レスポンスを返していきましょう。
③部下のことをよく褒めている
的確なアドバイスを与えることが自分の役割だと思っていませんか?
上司、部下関係なく、人は褒められたい生き物です。
出来る上司は、部下の取り組みを認め、感謝を返せるような対話を行っています。
例えば、以下のような声掛けをしてみましょう。
業務指示をきちんとこなした部下に対しては、「いつも仕事を引き受けてくれて助かっています。ありがとう。次にやりたい仕事とかあれば相談に乗りますよ」
業務指示にプラスαで良い点があるなら、「ありがとう。〇〇のようなことまで気を使ってくれて、〇〇さんに頼んで本当に良かった。次は私がいつでも相談に乗るからね」
業務指示がうまくできなかった部下には、「取り組みありがとう。次に取り組む際に私が力になれることはあるかな?」
このように、相手の取り組みに対してフィードバックを行い、上司の自分ができることまで伝えてあげると良いでしょう。
いかかでしたか?
1on1ミーティングが上手い上司がやっていることをご紹介いたしました。
マネジメント層が変わると組織が変わると言われるほど、あなたのポジションは重要になってきています。
今回紹介したテクニックは1on1以外の場面でも活かすことができるものです。
これからも一緒に勉強していきましょう!
<著者プロフィール>
木村 俊夫(きむら としお)
カウンセリングの良さを世の中に伝えるエバンジェリスト(伝道師)。
自信を持ってチャレンジし続けられる人と社会を目指している。
「成長は傾聴から」をスローガンに、「あなたの役に立つ支援」を毎日行っている。
教育業界出身で、教えるということに定評がある。
現在ではカウンセラー、講師、事業企画と活躍の幅を広げている。